嫌なこともあるし、面倒臭いこともある。
ご年配のお客様の中には呆けていらっしゃるのか、理不尽な事を言われたりもする。我儘なお客様だっている。
お客【様】を気取って来られる方もいる。

だけど私は接客業が好き。

みんながみんなそうではないことを知っているから。
お客様との些細な会話が楽しいから。

接客業が好きだから、自分が買い物をする際は、「自分がされて嫌な気分になること」はしないように心掛けてる。

店員さんだって人間なんだよ。
買い手と売り手。それ以上でもそれ以下でもない。「買ってやってる」「売ってやってる」そんな、どちらかが上から物を言えるような立場ではない。双方同格なんだよ。

レジ打ちの人には「お願いします」会計後は「ありがとうございました」
これは必ず言う言葉。
前者は偶に言いそびれる時もあるけれど、感謝の言葉は必ず言う。バスや電車を降りる時も。

それは、全て私の【代わり】に行ってくださっているから。
全部セルフレジにしてみた場合を想像すると恐ろしいですよ?
操作が分からない人が1人いるだけで長蛇の列になります。
セルフでラッピングができますか?
薬を見ただけでどれがどの効能があり、どう注意すればいいのか判断できますか?
公共の乗り物だって、運転できますか?

私たちができない事を、【代わり】にしてくださっているんです。
その事を、忘れないで欲しいのです。
何のために店員さんがいらっしゃるのか。

対応してくださった方の言動を観察したりして、いい所は盗んで行こうと思います!